大安の今日、天気にも恵まれ
無事上棟となりました。
棟木(最上部)のところで厳かに執り行われた上棟式の様子
きゃっきゃと楽しそうな子供たちと、子供に負けずいい顔の大人の方々。
最近では珍しくなってしまった餅まきも行われました。
完成は秋口の予定です。
大安の今日、天気にも恵まれ
無事上棟となりました。
棟木(最上部)のところで厳かに執り行われた上棟式の様子
きゃっきゃと楽しそうな子供たちと、子供に負けずいい顔の大人の方々。
最近では珍しくなってしまった餅まきも行われました。
完成は秋口の予定です。
小川の家
事前に行った地盤調査の結果、
地盤面から20~30㎝の深さに支持地盤として期待できる砂質土層があり、
地盤改良を行わなくても十分な地盤ということがわかりました。
実際に掘削すると、表面の暗褐色の土とは異なる黄褐灰色の粘土質細砂が調査結果報告書の通り
現れました。
支持地盤の上に砕石を敷いて、防湿のためのシートを張り、捨てコンクリートを打設。
その際に地鎮祭でいただいた「鎮物」を埋設しました。
基礎コンクリートの鉄筋を組み、
型枠を建てて、1度目のベースコンクリートを打設。
さらに型枠を建てて、コンクリート基礎と木製の土台や柱と緊結するためのアンカーボルトを設置し、
2度目の立上りコンクリートを打設しました。
小川の家のお客さまは、
土木工事を中心に住宅の基礎工事なども行う仕事をされているので、
ここまでの工事をお客さま自身で行っています。
現場で、お客さまと打ち合せをしながら工事を進めたのは私にとって
初めてのことでしたので新鮮な、不思議な感じがしました。
5月の吉日に上棟予定。
いよいよ、柱や梁が組みあがります。
先日、無事に工事契約が交わされ、
地鎮祭を執り行い、
いよいよ今日から工事がスタートしました。
お客さまに初めて縁あってプランをご提案したのが2年前の3月7日、
当時は築30年ほどの木造住宅が建っていて、
リフォームを行いたいというのが当初のご要望でした。
しかしその後すぐに東日本大震災が起き、被災。
計画は半年ほど中断し、
再スタートした時にはご要望は新築に変わっていました。
そこからさらに1年半。
お客さまがそれほど急いでいなかったため、
途中で中断があったりと、じっくりと進めているうちに
時間が経過してしまいました。
なのでやっとここまで来た、という思いがします。
しかしながらここからが本番。
ときどき、現場の様子をここで紹介させて頂きますので
よかったらまたのぞきに来てください。
設計が完了し、もうすぐ着工予定の
小川の家 [茨城県小美玉市(旧小川町)]
2階の子供室などにそれぞれハシゴで下りる床下スペースがあり、
そこがリビング・ダイニングとつながっている
立体的な空間構成が特徴の家です。
打ち合せ毎に複数案ご提案して、
さまざまな可能性を検討しましたが、
最終的にこのような特徴を持つ案をお客さまが気に入ってくださりました。
十人十色、
住みたい家は、お客さまによって全く違うものだと強く感じさせてくれ、
『普通』とか『一般的』という枠からはみ出るような案も
ご提案してみる必要性を再認識させてもらいました。
実際に出来上がったらどんな印象の空間となるのか、
完成が楽しみです。
野田の家が完成して一年、
工事を担当された現場監督さんと共に一年点検に伺ってきました。
一年点検は春夏秋冬過ごされてみて、
何か不具合などがあれば対応させて頂くのが主な目的ですが、
私にとってはそれだけでなく、一年住んでみての率直な感想が聞けたり、
実際にどのように住まわれているか様子がうかがえて、
勉強となる貴重な時間となりました。
写真は完成時には土だった中庭ですが、
お客さまの手によってすっかり素敵な空間に変化していました。
室内も丁寧に選ばれた家具やモノがレイアウトされ、
大切に住まわれている様子がうかがえて、
設計者として嬉しかったです。
家は住みながら自分で手を加えつづけていくもので、
終わり(完成)のないものだと考えていため、
そのスタートとなるシンプルでプレーンな箱をつくってほしい。
初めて日高の家のお客様にお会いしたときに言われた言葉なのですが、
なかなかないご要望だったので、今でもはっきりと憶えています。
そのため日高の家がどのように変化・成長していくか、
気になって今年も、様子を見に伺ってきました。
植栽した木と芝と自然に生えたクローバー
一年前に来たときよりも、
植栽は自然な感じに馴染んでいて、
芝は目がつまり、
写真で見ると小さな変化ですが、
確かな違いを感じました。
室内も、
空間と生活が馴染んできていて、
工事中は自分の家のように感じていましたが、
すっかりお客さまの家の雰囲気になっていました。
工事が完了した後は通常、
用がなければ伺うことはなかなかないのですが、
この家はそういった理由もあるため
今後も時々立ち寄らせていただいて、
ここでもレポート出来たらと思っています。
もうひとつ、
気持ちで考える
今日参加してきた入賞したコンペ の表彰式の後で、
審査員長の堀部さんが話されていた記憶に残る言葉。
脳で汗をかいていない作品は
一見よくできていそうに見えても入賞にはしなかったのだそうです。
主催者の国木会の方々や入賞者の方々、
普段お会いする機会のない熱い思いを持った人たちと話が出来て、
有意義な時間を過ごさせてもらってきました。
『木が創る「モダン」×環境デザインコンペティション』の
入賞応募作品展示会が下記の通り開催されます。
よろしければ足を運んでみて下さい。
期間: 2/25(金)~3/8(火) (ただし、3/2(水)は休館)
時間: 10:30~17:30
会場: 伊佐ホームズ駒沢住宅 ギャラリー櫟
住所: 東京都目黒区東が丘2-13-25
問合: 03-5712-5513
少し前に、
デザインアイデアを競う
というコンペに応募してみたのですが、
先日、優秀賞に選出されたとの連絡がありました!
尊敬する専門家の方々に評価をしていただけ、
とてもうれしくありがたい気持ちです。
また、ますますがんばっていかなければという思いにもなります。
審査結果は
産経新聞 東京版 第三社会面 (2月17日分)
新建築住宅特集2011年3月号 (2月19日発行)
に掲載されていますのでよろしければ見てみて下さい。
野田の家が完成して3ヶ月、
様子をうかがいに寄らせて頂いてきました。
家具が置かれたリビングは、ずっと家らしくなっていて、
計画通り冬の低い日がさんさんと差し込んでいました。
床暖房や高気密・高断熱も手伝って、
吹抜のある広い空間ですが、とても暖かかったです。
中庭も、私の設計ではありませんが、
元々あった石を利用した素敵な和の庭が完成していました。
庭の見頃が楽しみです。
そのほか実際に住んでみての感想など、
いろいろ話を伺いましたが、
なんとか喜んで頂けているようでしたので、
とりあえずはほっとした気分になりました。
今度は夏に、
再度訪問させていただいて、
またレポート出来ればと思っています。