News カテゴリー: 小川の家

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竣工

震災、出産、お客さまの大らかさ等々いろいろあって、

3年かけて、

スローペースで計画を進めてきた小川の家が、

ようやく竣工しました。

お客さま自身で行う外構工事はまだ残っているものの、

無事にここまでこれて、

この家は本当に実現するのだろうかと正直思ったこともありましたので、

嬉しさや達成感よりも、

ほっとした気持ちでいっぱいです。

忙しくされているお客さまが、

いつ外構工事に手をつけれるのか見通しがたたないこともあり、

内観写真を中心に、本日写真家の方に撮影をしていただきました。

(※上の写真は私のへたくそな写真です)

少し時間がかかりそうですが、

当事務所のサイトにまたアップする予定ですので、

ぜひ見ていただけたらと思います。

完成間近

昨年3月に着工した小川の家、

スローペースで工事が進んできましたが、

ようやく仕上げの段階になりました。

一歩一歩

小川の家の上棟から3ヶ月、

ようやく少しずつ室内の空間がイメージできるようになってきました。

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LDKスペース

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2階ホールスペース

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2階子供室の床下穴蔵空間よりリビングを見下ろす

お客さまのおおらかさもあって、

設計もスローペースでしたが工事もスローペースで進んでいます。

祝上棟

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小川の家

大安の今日、天気にも恵まれ

無事上棟となりました。

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棟木(最上部)のところで厳かに執り行われた上棟式の様子

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きゃっきゃと楽しそうな子供たちと、子供に負けずいい顔の大人の方々。

最近では珍しくなってしまった餅まきも行われました。

完成は秋口の予定です。

4月の現場

小川の家

事前に行った地盤調査の結果、

地盤面から20~30㎝の深さに支持地盤として期待できる砂質土層があり、

地盤改良を行わなくても十分な地盤ということがわかりました。

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実際に掘削すると、表面の暗褐色の土とは異なる黄褐灰色の粘土質細砂が調査結果報告書の通り

現れました。

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支持地盤の上に砕石を敷いて、防湿のためのシートを張り、捨てコンクリートを打設。

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その際に地鎮祭でいただいた「鎮物」を埋設しました。

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基礎コンクリートの鉄筋を組み、

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型枠を建てて、1度目のベースコンクリートを打設。

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さらに型枠を建てて、コンクリート基礎と木製の土台や柱と緊結するためのアンカーボルトを設置し、

2度目の立上りコンクリートを打設しました。

小川の家のお客さまは、

土木工事を中心に住宅の基礎工事なども行う仕事をされているので、

ここまでの工事をお客さま自身で行っています。

現場で、お客さまと打ち合せをしながら工事を進めたのは私にとって

初めてのことでしたので新鮮な、不思議な感じがしました。

5月の吉日に上棟予定。

いよいよ、柱や梁が組みあがります。

着工/小川の家

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基礎工事を始めるにあたり建物の正確な位置を決める遣方の様子

先日、無事に工事契約が交わされ、

地鎮祭を執り行い、

いよいよ今日から工事がスタートしました。

お客さまに初めて縁あってプランをご提案したのが2年前の3月7日、

当時は築30年ほどの木造住宅が建っていて、

リフォームを行いたいというのが当初のご要望でした。

しかしその後すぐに東日本大震災が起き、被災。

計画は半年ほど中断し、

再スタートした時にはご要望は新築に変わっていました。

そこからさらに1年半。

お客さまがそれほど急いでいなかったため、

途中で中断があったりと、じっくりと進めているうちに

時間が経過してしまいました。

なのでやっとここまで来た、という思いがします。

しかしながらここからが本番。

ときどき、現場の様子をここで紹介させて頂きますので

よかったらまたのぞきに来てください。

小川の家

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内観模型

設計が完了し、もうすぐ着工予定の

小川の家 [茨城県小美玉市(旧小川町)]

2階の子供室などにそれぞれハシゴで下りる床下スペースがあり、

そこがリビング・ダイニングとつながっている

立体的な空間構成が特徴の家です。

打ち合せ毎に複数案ご提案して、

さまざまな可能性を検討しましたが、

最終的にこのような特徴を持つ案をお客さまが気に入ってくださりました。

十人十色、

住みたい家は、お客さまによって全く違うものだと強く感じさせてくれ、

『普通』とか『一般的』という枠からはみ出るような案も

ご提案してみる必要性を再認識させてもらいました。

実際に出来上がったらどんな印象の空間となるのか、

完成が楽しみです。