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10月10日

慌しい日が続いて、

『野田の家』の工事レポートが出来ないままとなってしまっていましたが、

先日、10月10日(日)、

無事に完成引渡しの日を迎えました。

完成写真は、

プロのカメラマンによる撮影が完了・仕上がり次第、

サイトにアップする予定ですので、

また見て頂けたらと思います。

ようやく

足場が撤去されました。

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外壁はガルバリウム鋼板のサイディング

外構はまだまだですが、

内装は仕上げの段階となってきました。

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リビング

イメージ通りの明るい家ができそうで、

完成が楽しみです。

7月の現場

7月は外部周りを中心に、着々と工事が進んでいきました。

上棟後はまず、柱、梁、耐震壁、接合金物などの構造体が完成すると、

このタイミングでもコンクリート基礎配筋の検査と同じように、

監理者(私と構造設計者)による軸組構造検査、

それから住宅保険会社による検査のダブルチェックが行われます。

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続いて窓・サッシが取り付き、

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そして屋根が完成。

梅雨時でしたが曇り空の日が多く、天候には恵まれました。

今回は、屋根・外壁下地やバルコニー防水、サッシ廻りの防水テープなど、

住宅保険会社のオプション、防水についての追加検査も受けてみたのですが、

問題なくパスしました。

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外壁は下地が完了し、現在張り進めているところで、

同時に屋内側には断熱材を入れていっています。

ちなみにこの家の断熱・気密性能は住宅版エコポイントが取得可能な、

次世代省エネ基準を満たしていますが、

各住宅メーカーなどがエコポイントを売りにしている現状を見ると、

環境に対する一般の人々の関心の高まりもあり、

これくらいの仕様が標準になる時代が目の前にきているような気がしています。

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完成模型

以前にもここで書きましたが、周辺に隣家が建ち並んでいるものの、

中庭とそれに面する大きな窓を設けることで、

冬にも光が差し込むということが特徴の家となっています。

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中庭とリビングの関係

外観は軒の出がないモダンなイメージですが、

ここだけ、軒を長めに出しています。

冬の低い日差しはリビングに取り入れつつも、夏の高い日差しを軒の出でカットするため、

またバルコニーに干す洗濯物が急な雨に濡れないことにも役立ちます。

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前面道路側 外観

8月中に足場が外れる予定なので、

次の現場レポートの時にはこの外観写真を載せたいと思っています。

一年点検

日高の家の完成引渡しからあっという間に一年が経ち、

担当された現場監督さんと一緒に一年点検に伺ってきました。

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アプローチ

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植栽が植わり、

箱型で無機質な印象のあった家も、

ずっと住宅らしく見えてきました。

室内も、

ここでは写真は控えたいと思いますが、

家具やモノが置かれると、ずいぶん印象が変わります。

がらんどうだった箱空間も、

住宅部分は落ち着いた住まいに、

アトリエ部分は作業場らしく、

雰囲気が変化していました。

今日は点検をするだけでなく、

春夏秋冬過ごしてみての感想が聞けたり、

実際にどう住まわれているか目にすることが出来て、

私にとっても貴重な一日となりました。

祝上棟

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幣串

梅雨時とあって、

天気予報とにらめっこの毎日。

今日はなんとか雨にならず、

無事上棟の日を迎えることが出来ました。

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図面を描いたり、模型を作ったりしているので、

私の頭の中では既にイメージできていたものではありますが、

それでもやっぱりリアルに目の前に建ち上がると、

毎度ながら、なんともいえない高揚感を感じます。

この家は、

北側道路以外、南も東も西にも隣家が建ち並んでいるといった敷地環境のため、

冬に陽の光が1階リビングに差込むようにすることを最優先に求められました。

中庭と吹抜というスタンダードな解決方法を採りましたが、

軸組みのリビングに立ってみて、きっと満足頂けるのではないかと感じました。

予定ではあと約3ヶ月半、完成が楽しみです。

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6月初旬のスラブコンクリート打設の様子

養生期間を取り、

型枠を組み替え、

アンカーボルト等を設置。そして

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立上りコンクリートを打設

また養生期間を取り、

型枠を外し、

足場を建て、

土台を据え、

今日を迎えました。

5月の現場

野田の家

解体工事後はすぐに地盤調査を実施しました。

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木造戸建住宅では一般的なスウェーデン式サウンディング試験機を用いての調査

結果は・・・かんばしくなく、

地盤の強度には問題ないものの、

沈下量については深度約5mまで自沈を伴う軟弱層が分布していて

不同沈下を起こす可能性がぬぐえないことから、

沈下低減対策と地盤支持力向上を目的とした柱状地盤改良を行うことにしました。

今まで住んでいた家はほとんど問題が起きなかったから大丈夫、

という考えも出来ますが、

30年以上前とは社会状況が変わり、

安全に対する意識や考え方も変わっていることから、

建主さまと相談し、地盤改良工事を行うことにしました。

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柱状地盤改良の様子 大きな袋はセメント系固化材

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所定の深度まで水と混合した固化材ミルクを注入し、土壌と混合攪拌して柱状の杭体を作成。

これを数十本つくりました。

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改良工事後、土を埋め戻せば何事もなかったように見えますが、

地盤はしっかり補強されています。

その後は通常通りの工事

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土を掘り、砕石を敷きならして填圧

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防湿のためのシートを敷いて、

基準となる墨(ライン)を引いたりコンクリートの施工精度を上げる為の

捨てコンクリートを打設

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型枠を組み

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鉄筋を組み上げ

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配筋まで完了

工事施工者とは立場が異なり、第3者として監理している

私と構造設計者による配筋検査に、

昨年秋から義務化した住宅保険法人による配筋検査の

ダブルチェックも無事終わりました。

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日高の家のお施主さまから、

今ちょうど桜が満開です

と写真を送っていただきました。

アトリエで絵を描く合間に、

この景色を眺めて癒されています

とのメッセージ付で。

そんなように言って頂けるのは、

設計者として何にも勝る喜びです。

地鎮祭

工事の安全と建物の安泰繁栄を祈願し、

大安の今日、地鎮祭が執り行われました。

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野田の家 地鎮祭の様子

何度経験しても、

気が引き締まります。

いよいよ来週から、新築工事が着工します。

解体

先月の後半から工事がスタートした野田の家。

老後を見据えたご夫婦2人のための住まいなのですが、

建て替えとなる為、

まずは長年住まわれてきた家を解体することになります。

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長年住まわれてきた家

築31年ということから、

初めてお話を伺った時には建て替えではなく、

増改築でなんとかしたいと希望されていましたが、

詳しくご要望を伺うと、

思い通りの間取りとするのはきわめて困難で、

なんとか強引に計画したとしても大掛かりな工事となる為、

安価な新築一軒分くらいのコストがかかることが予想されることや、

これからまだまだ数十年住まわれることなども考慮し、

総合的な判断で建て替えることになりました。

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解体の様子

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分別された木材

数年前から建設リサイクル法によって、

一定規模以上の建物は、

分別解体及び再資源化が義務づけられています。

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あっという間に、7日程度で解体が完了しました。

野田の家

昨年の夏頃より設計を進めてきました

野田の家(千葉県野田市)

先ほど、工事契約に立ち会ってきました。

いよいよ来週から工事が始まります。

私の役割は、

工事が図面通りとなっているか確認したり、

各検査に立ち会ったり、

設計意図を現場に伝えたり、

設計図面では表現しきれない詳細な部分を検討したり、

色などを建主さまと一緒に最終決定したり、

可能な範囲での変更を調整したり、

その他いろいろ。

図面を描き終えてもやるべきことはたくさんあります。

このブログで時々レポートしますので、

よかったらまたのぞいてみてください。