7月は外部周りを中心に、着々と工事が進んでいきました。
上棟後はまず、柱、梁、耐震壁、接合金物などの構造体が完成すると、
このタイミングでもコンクリート基礎配筋の検査と同じように、
監理者(私と構造設計者)による軸組構造検査、
それから住宅保険会社による検査のダブルチェックが行われます。
梅雨時でしたが曇り空の日が多く、天候には恵まれました。
今回は、屋根・外壁下地やバルコニー防水、サッシ廻りの防水テープなど、
住宅保険会社のオプション、防水についての追加検査も受けてみたのですが、
問題なくパスしました。
同時に屋内側には断熱材を入れていっています。
ちなみにこの家の断熱・気密性能は住宅版エコポイントが取得可能な、
次世代省エネ基準を満たしていますが、
各住宅メーカーなどがエコポイントを売りにしている現状を見ると、
環境に対する一般の人々の関心の高まりもあり、
これくらいの仕様が標準になる時代が目の前にきているような気がしています。
以前にもここで書きましたが、周辺に隣家が建ち並んでいるものの、
中庭とそれに面する大きな窓を設けることで、
冬にも光が差し込むということが特徴の家となっています。
外観は軒の出がないモダンなイメージですが、
ここだけ、軒を長めに出しています。
冬の低い日差しはリビングに取り入れつつも、夏の高い日差しを軒の出でカットするため、
またバルコニーに干す洗濯物が急な雨に濡れないことにも役立ちます。
8月中に足場が外れる予定なので、
次の現場レポートの時にはこの外観写真を載せたいと思っています。