5月の現場

野田の家

解体工事後はすぐに地盤調査を実施しました。

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木造戸建住宅では一般的なスウェーデン式サウンディング試験機を用いての調査

結果は・・・かんばしくなく、

地盤の強度には問題ないものの、

沈下量については深度約5mまで自沈を伴う軟弱層が分布していて

不同沈下を起こす可能性がぬぐえないことから、

沈下低減対策と地盤支持力向上を目的とした柱状地盤改良を行うことにしました。

今まで住んでいた家はほとんど問題が起きなかったから大丈夫、

という考えも出来ますが、

30年以上前とは社会状況が変わり、

安全に対する意識や考え方も変わっていることから、

建主さまと相談し、地盤改良工事を行うことにしました。

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柱状地盤改良の様子 大きな袋はセメント系固化材

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所定の深度まで水と混合した固化材ミルクを注入し、土壌と混合攪拌して柱状の杭体を作成。

これを数十本つくりました。

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改良工事後、土を埋め戻せば何事もなかったように見えますが、

地盤はしっかり補強されています。

その後は通常通りの工事

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土を掘り、砕石を敷きならして填圧

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防湿のためのシートを敷いて、

基準となる墨(ライン)を引いたりコンクリートの施工精度を上げる為の

捨てコンクリートを打設

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型枠を組み

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鉄筋を組み上げ

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配筋まで完了

工事施工者とは立場が異なり、第3者として監理している

私と構造設計者による配筋検査に、

昨年秋から義務化した住宅保険法人による配筋検査の

ダブルチェックも無事終わりました。